庭田植(読み)にわたうえ

精選版 日本国語大辞典 「庭田植」の意味・読み・例文・類語

にわ‐たうえ にはたうゑ【庭田植】

〘名〙 東北地方で行なわれる小正月行事。庭で田植のまねをして農産物豊穰を祈るもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「庭田植」の意味・読み・例文・類語

にわ‐たうえ〔にはたうゑ〕【庭田植(え)】

小正月の予祝行事の一。東北地方で、わら・豆がらなどを稲苗になぞらえて庭にまいて行う模擬的な田植え儀礼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の庭田植の言及

【正月】より

…旧暦2月は稲の種子おろしの月で,正月の行事はその前段をなしていた。1月11日の田打ち正月や,小正月の庭田植で,田打ちや田植の模擬作業をするなど,稲の豊作を祈る行事がある。現代の正月行事には,暦による正月の行事と,古来の稲作開始前の儀礼とが重なり合っている。…

※「庭田植」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

少子化問題

少子化とは、出生率の低下に伴って、将来の人口が長期的に減少する現象をさす。日本の出生率は、第二次世界大戦後、継続的に低下し、すでに先進国のうちでも低い水準となっている。出生率の低下は、直接には人々の意...

少子化問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android