日本歴史地名大系 「延島新田」の解説 延島新田のぶしましんでん 栃木県:小山市延島新田[現在地名]小山市延島新田鬼怒川が東境を流れ、南は福良(ふくら)村、西から北は延島村。近世初期に成立した新田で慶安郷帳に村名がみえ、高七一石余は畑のみ、幕府領。寛文四年(一六六四)老中久世大和守領となり(久世広之領知目録)、同九年まで続く。元禄郷帳では宇都宮藩領、宝永七年(一七一〇)より幕府領、旧高旧領取調帳では幕府領高八八石余と旗本井戸領二六石余の二給。元禄九年(一六九六)日光街道新田(しんでん)宿の助郷村となり、勤高一一二石(「新田宿助郷帳」添野一夫文書)。吉田(よしだ)用水は延享三年(一七四六)から村の自普請とされ用水取入口付近の当村・延島村、花田(はなだ)村・絹板(きぬいた)村(現河内郡南河内町)にとってその出費は大きな負担となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by