延川村
のぶかわむら
[現在地名]広見町延川
広見川中流域に位置する。東は川上村、西は小松村に接する。
慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の宇和郡の項に「延川村 茅山、川有」と村名がみえる。吉田藩領。
太閤検地の石高は四七六石で、正保検地では七四七石四升三合となっている。
「吉田古記」によると当村の天満神社について、川原淵殿渡辺教忠が永禄一一年(一五六八)の鳥坂城(現東宇和郡宇和町)における土佐長宗我部勢と伊予勢との戦に出兵し、同一三年一一月一八日無事帰還できたことを記念して神社を再興した棟札を記載している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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