延算寺(読み)えんざんじ

日本歴史地名大系 「延算寺」の解説

延算寺
えんざんじ

[現在地名]岐阜市岩井

岩井山と号し、高野山真言宗本尊薬師如来。「三代実録」貞観六年(八六四)五月一四日条に「以美濃国山県郡延算寺之定額」とあり、延算寺を定額寺と定めている。当寺はこの延算寺の法灯を継ぐとされる。寺伝によれば、本尊の木造薬師如来立像(国指定重要文化財)は、延暦二四年(八〇五)最澄が因幡国岩井いわい(現鳥取県岩美郡岩美町か)において楠で刻んだ三体の仏像の一つという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む