延約通略(読み)えんやくつうりゃく

百科事典マイペディア 「延約通略」の意味・わかりやすい解説

延約通略【えんやくつうりゃく】

延言・約言(音)・通音・略言(音)の略称。近世の国学者などが,上代語の語義や語源などの説明に用いた国語学上の用語。延言とは,もと1音であったものが延びること。例,語る→語らふ。約言とは,語中の相連なる2音節が1音節に縮約される現象。例,わがいへ→わぎへ。通音とは,五十音図の同行,同列の音が相通して変化する現象。同行の音が相通する場合を同音相通または五音相通といい,同列の音が相通するのを同韻相通という。例,うつせみ→うつそみ,けむり→けぶり。略言とは,語中のある音が省略される現象。例,くすりし→くすし。

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