建築生産論(読み)けんちくせいさんろん(その他表記)building production

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「建築生産論」の意味・わかりやすい解説

建築生産論
けんちくせいさんろん
building production

建築物を構築するにあたって,その企画,設計施工における人間の活動を総合的に研究する学問分野。建築がもつ個別散在的な需要特性,屋外現場で行われる集約的な労働形態の特性,さらに建築行為が多業種異企業にわたる経済活動であり,構造的には重層的下請け構造であるという生産特性に着目し,建築材料や建築の生産過程における人や組織にかかわる種々の法則や関係を整理することで,将来変化を予見するとともに,効果的な建築生産システムを形成しようとするもの。

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