ゆ‐だち【弓立】
- 〘 名詞 〙
- ① 弓を射るために射手が身構えて立つこと。また、その場所。ゆんだち。
- [初出の実例]「上屋形へ出て、あるべきやうにゆだちして、弓をさしかざして」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一五)
- ② 射場に出る準備をすること。射場に出ようとして、身ごしらえをすること。
- [初出の実例]「今日はみなゆたちの射手の外までもすずのいたつき腰なれにけり〈藤原信実〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)五)
ゆん‐だち【弓立】
- 〘 名詞 〙 ( 「ゆみたち」の変化した語 ) 射手の立つ所。ゆだち。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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