日本歴史地名大系 「引乗寺」の解説 引乗寺いんじようじ 岡山県:津山市旧苫田郡地区上田邑村引乗寺[現在地名]津山市上田邑上田邑(かみたのむら)の中央西部にあり、田口重如の創建によるところから、田口山と号する。高野山真言宗、本尊阿弥陀如来。もとは阿弥陀寺と称したという。「作陽誌」に次のように記される。重如数世の孫薩摩守光政が正平年中(一三四六―七〇)五〇貫文を投じて補修する。明徳年中(一三九〇―九四)荒廃するが、文安元年(一四四四)田口左馬介重貞が興隆し、光政の院号引乗院殿から寺名を改めたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by