引当(読み)ひきあて

精選版 日本国語大辞典 「引当」の意味・読み・例文・類語

ひき‐あて【引当】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かわりとしてあてるもの。抵当。かた。担保
    1. [初出の実例]「このめくさり金とこの著物を引当(ヒキアテ)にして」(出典歌舞伎伊賀越乗掛合羽(1776)九)
  3. 予定されているきまった支出のために、その金額を準備しておくこと。また、その金。
  4. 江戸時代、川の上流から材木を流すときに、直接岸に突き当たるのを防ぐため両岸に別の材木をくくりつけること。また、その材木。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android