引込める(読み)ヒキコメル

精選版 日本国語大辞典 「引込める」の意味・読み・例文・類語

ひき‐こ・める【引込】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ひきこ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 引いて内へ入れる。外へ出さないで内におく。隠しておく。
    1. [初出の実例]「ひとりひきこめ侍らむも、人の御心違ひ侍るべければ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)
  3. 一度出したものを取り消す。
    1. [初出の実例]「『ええ』を引き込める訳に行かなければ」(出典:琴のそら音(1905)〈夏目漱石〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む