弥増さる(読み)イヤマサル

デジタル大辞泉 「弥増さる」の意味・読み・例文・類語

いや‐まさ・る【弥増さる】

[動ラ五(四)]数量がますます多くなる。いよいよ程度がはなはだしくなる。しだいに募る。「―・る恋心

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弥増さる」の意味・読み・例文・類語

いや‐まさ・る【彌増】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「いや」は副詞 ) いよいよ程度が激しくなる。ますます盛んになる。次第に募る。
    1. [初出の実例]「近くあれば名のみも聞きてなぐさめつこよひゆ恋の益益(いやまさり)なむ」(出典万葉集(8C後)一一・三一三五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android