弥惣右衛門新田(読み)やそうえもんしんでん

日本歴史地名大系 「弥惣右衛門新田」の解説

弥惣右衛門新田
やそうえもんしんでん

[現在地名]草加市草加一丁目・同五丁目・栄町さかえちよう一―三丁目・松原まつばら一丁目・住吉すみよし二丁目・中央ちゆうおう二丁目・吉町よしちよう三丁目・手代町てしろちよう

草加宿の北方、日光道中西側にある。南は太郎左衛門たろうざえもん新田、南東吉笹原よしささはら村内に飛地がある。田園簿や郷帳類では弥三右衛門やそうえもん新田と記される。足立郡谷古田やこだ領に属した(風土記稿)谷古宇やこう村の名主弥三右衛門(正保四年没)が開発した新田と伝える。田園簿では田七二石余・畑九升余、ほかに野銭永八〇文。江戸期を通じ幕府領

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報