弦索(読み)げんさく

精選版 日本国語大辞典 「弦索」の意味・読み・例文・類語

げん‐さく【弦索・絃索】

  1. 〘 名詞 〙 琴、三味線など、弦楽器にはる糸。また、その楽器
    1. [初出の実例]「百年不絶広陵散、暮雨秋堂絃索寒」(出典:星巖集‐丙集(1837)夷白集二・心越禅師詩為山本徳甫賦)
    2. [その他の文献]〔元稹‐連昌宮詞〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の弦索の言及

【吹打】より

…民衆の諸行事と関係の深かった吹打は,賤業視された吹鼓手や,農民,僧侶により伝承されてきたが,解放後,発掘整理が続けられ芸術音楽に発展している。 なお糸竹合奏のほうは,糸竹と弦索(げんさく)に分けられる。糸竹は胡弓,三弦,琵琶,揚琴,箏に笛,笙などと小音量の打楽器を加え優美で装飾の多い演奏をする。…

※「弦索」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android