弱り切る(読み)ヨワリキル

デジタル大辞泉 「弱り切る」の意味・読み・例文・類語

よわり‐き・る【弱り切る】

[動ラ五(四)]
すっかり弱くなる。ひどく衰える。「からだが―・っている」
非常に困ってどうしてよいかわからなくなる。困りぬく。「隣家騒音に―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弱り切る」の意味・読み・例文・類語

よわり‐き・る【弱切】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 非常に弱る。まったく衰える。はなはだ衰弱する。
    1. [初出の実例]「先度隣の浪人殿が、瘧をふるふて、久しく落こぢれて、よわり切てゐる所へ、医者どのが来て」(出典:咄本・富来話有智(1774)人参)
  3. ひどく困る。困りぬく。
    1. [初出の実例]「今飛車角二枚渡したもんだから弱(ヨワ)り切(キッ)たア」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)

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