張力説(読み)ちょうりょくせつ(その他表記)strain theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「張力説」の意味・わかりやすい解説

張力説
ちょうりょくせつ
strain theory

1885年に A.バイヤーにより提唱された理論で,バイヤーの張力説とも呼ばれる。環式有機化合物炭素原子結合角 (正四面体とすると 109°28′) がその正常値から離れるほど,その化合物は化学的に反応性が大きくなるという説である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android