張り紙値段(読み)はりがみねだん

精選版 日本国語大辞典 「張り紙値段」の意味・読み・例文・類語

はりがみ‐ねだん【張紙値段・貼紙値段】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代幕府諸藩家臣に支給する祿米を金で渡す場合の公定値段。年三回城内に張紙をもって公示されるこの米価が、金納年貢の基準となり、市中物価の標準ともなった。張紙。
    1. [初出の実例]「米と云ってもむづかしいから、金で済しませう。そんなら、御貼紙(ハリガミ)値段よ」(出典:咄本・春袋(1777)福神借貸)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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