ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「強化儀礼」の意味・わかりやすい解説
強化儀礼
きょうかぎれい
intensification rite
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…そしてこれら四つの時期は,それぞれの社会の伝統的な通過儀礼によって,象徴的に区切られていることが多い。 アメリカの人類学者チャプルE.D.ChappleとクーンC.S.Coonは,各文化に見られる種々の年中行事を,季節の推移が社会生活にもたらす危機を克服しようとするものだとして,これを強化儀礼と呼び,人生儀礼の中にも同様の契機を見て,この視点から通過儀礼の性格を解明しようとした。またグラックマンM.Gluckmanは通過儀礼を個人の身分が変化するにあたって,その社会関係が不安定化するのを避けようとする機能をもつものと考えた。…
…また,いも類の儀礼はミクロネシアやポリネシア,メラネシアなどのオセアニアの根栽農耕民の間で行われている。 どの儀礼も,農作物の生育や豊穣の祈願,収穫の感謝などを目的としたもので,人々の希望を達成するために行われる強化儀礼であるが,いも類の儀礼は,麦作儀礼や稲作儀礼などが盛んに行われているのに対して,あまり発達していない。いも類の栽培過程が,播種から収穫に至る周期性を欠いているからであろう。…
※「強化儀礼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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