強化説(読み)きょうかせつ(英語表記)reinforcement theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「強化説」の意味・わかりやすい解説

強化説
きょうかせつ
reinforcement theory

学習無条件刺激によって強化されなければ成立しないという心理学理論。つまり満足をもたらす反応のみが反応量を増加させ,反応生起確率を増大させるという説。この説を代表するのは E.L.ソーンダイクや C.L.ハルである。強化説と対立するのは接近説であるが,強化説では刺激と反応とが時間的に接近しているだけでは学習成立にとって十分ではないと唱えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android