山川 日本史小辞典 改訂新版 「彌」の解説


梁書」倭伝に記される倭の五王のうち2番目の王。「宋書」倭国伝の珍(ちん)にあたる。珍の異体字「𤪙(珎)」の誤伝らしい。「宋書」が珍と次の済(せい)との続柄を記さないのに対し,「梁書」が彌の子を済とすることから,彌と珍を別人とする説もあるが,「梁書」はそれ以前の史書を再編集したもので,やはり「宋書」に従うべきであろう。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む