当無(読み)あてなし

精選版 日本国語大辞典 「当無」の意味・読み・例文・類語

あて‐なし【当無】

〘名〙
① めあてのないこと。一定目的のないこと。
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉四七「顔を外向(そむ)けて的(アテ)なしに見開き居る眼の」
② 目的もなく遊び歩く者。
浄瑠璃傾城八花形(1703)三「私所のあてなしが、〈略〉俄にいぢると思ひしが、能々聞ばごけ狂ひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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