改訂新版 世界大百科事典 「彗星掃索鏡」の意味・わかりやすい解説 彗星掃索鏡 (すいせいそうさくきょう)comet seeker コメットシーカーともいう。いつどこに現れるかわからない新すい星を発見するのにつごうよく設計された望遠鏡。光学系は,広い視野を得るために低倍率。広がった光斑を見やすくするように射出瞳孔を7mm前後,暗い天体を見のがさないための十分な口径が必要である。代表的なものは,口径10~20cm,倍率15~30倍のものが多い。望遠鏡を天空のどこに向けても,身体を動かさないでのぞけるように,接眼部の位置があまり変化しない構造の架台が考案されている。執筆者:冨田 弘一郎 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by