日本歴史地名大系 「彦兵衛村」の解説 彦兵衛村ひこべえむら 埼玉県：南埼玉郡白岡町彦兵衛村[現在地名]白岡町彦兵衛隼人（はやと）堀川の左岸、下野田（しものだ）村の南に位置し、西は同村と岡泉（おかいずみ）村、中央に上野田村の飛地がある。村内を日光御成道が走る。百間（もんま）領のうち。もと上野田村の持林で三卿の一家である一橋領であった（風土記稿）。一橋家では町人請負で新田開発を進めることとなり、宝暦一二年（一七六二）に入札が行われ（「入札書付控覚帳」富士庫家文書）、幸手（さつて）領の彦兵衛・新平・忠左衛門・吉右衛門・友七の五人に落札した。五人共同で開発を開始し、入植者を募りながら逐次進められ、寛政五年（一七九三）までに開発を完了している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
