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日光御成道 にっこうおなりどう

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百科事典マイペディアの解説

日光御成道【にっこうおなりどう】

江戸時代,将軍が日光社参に利用した専用の街道。通称,岩槻(いわつき)街道。江戸の本郷追分で中山(なかせん)道と分岐,武蔵国岩淵(いわぶち)で荒川を渡り,川口・鳩ヶ谷・大門(だいもん)・岩槻の5宿を経て幸手(さって)宿の南で日光道中に合する。
→関連項目宿村大概帳

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世界大百科事典 第2版の解説

にっこうおなりどう【日光御成道】

江戸時代に将軍が日光社参する専用道。江戸の本郷追分から中山道と分岐,岩淵から荒川を渡り川口,鳩ヶ谷,大門,岩槻の5宿を経て幸手(さつて)で日光道中に合する。およそ12里で道中奉行の支配。参勤交代の大名通行は,岩槻藩だけである。将軍日光社参時の通行路になった時期は不詳だが,日光奉幣勅使日野資勝の紀行文からみて1632年(寛永9)以降のこととみられる。荒川に船橋が架せられ,川口と幸手が昼食の場にあてられるのが通例となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

日光御成道
にっこうおなりみち

近世、徳川将軍が日光社参のときおもに利用した街道。江戸日本橋を出て、本郷追分で中山道(なかせんどう)と分かれ、岩淵(いわぶち)(東京都北区)から荒川を越え、川口(埼玉県川口市)、鳩ヶ谷(はとがや)(川口市)、大門(さいたま市緑区)、岩槻(いわつき)(さいたま市岩槻区)の各宿を経て幸手(さって)宿(幸手市)で日光道中に合する。各宿の宿立人馬は25人、25匹。将軍の宿所に岩槻城が利用されたので、とくにこの街道が整備されたと考えられる。道中奉行(ぶぎょう)の管轄道路。[山本光正]
『『日光御成道宿村大概帳』(『近世交通史料集6』所収・1972・吉川弘文館)』

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世界大百科事典内の日光御成道の言及

【街道】より

…それらの管理は初期には代官また老中なども関与していたが,1659年(万治2)以降は道中奉行を置いて専管させた。道中奉行の管理下にあったのは,東海道(品川~京都・大坂),中山道(板橋~守山,次の草津で東海道となる),日光道中(千住~日光),奥州道中(宇都宮~白河),甲州道中(内藤新宿~上諏訪,次の下諏訪で中山道に結ぶ)の五街道のほか,東海道と中山道を結ぶ美濃路(熱田~垂井),東海道の脇街道というべき佐屋路(熱田~桑名),本坂通(浜松~御油または吉田),山崎通(伏見~山陽道の西宮),中山道と日光道中を結ぶ例幣使道(倉賀野~壬生(みぶ)通の楡木へ),日光道中の脇街道というべき日光御成道(岩淵~岩槻を経て日光道中の幸手へ),壬生(みぶ)通(日光道中の小山から分かれ,飯塚,壬生等を経て日光道中の今市へ)がある。また千住から新宿(にいじゆく)・八幡(やわた)・松戸を経る水戸佐倉道はこの3宿だけが道中奉行の管轄であった。…

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