彫板(読み)えりいた

精選版 日本国語大辞典 「彫板」の意味・読み・例文・類語

えり‐いたゑり‥【彫板】

  1. 〘 名詞 〙 木版印刷するために、書、画を彫った版。版木(はんぎ)
    1. [初出の実例]「処女七種と外題を記して書林(ふみや)におくり、版木(ヱリイタ)全くなりて」(出典人情本・処女七種(1836‐44頃か)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の彫板の言及

【板木】より

…木版印刷を行うために文字や図様を彫刻した板。〈版木〉とも書き,彫板(えりいた),形木(かたぎ)ともいう。木版印刷用の版には板木を用いるものと,木活字を用いるものとがあるが,前者を整版,後者を活版(活字版)と称する。…

※「彫板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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