影呂宇島・蔭ノ尾島(読み)かげろうじま・かげのおじま

日本歴史地名大系 「影呂宇島・蔭ノ尾島」の解説

影呂宇島・蔭ノ尾島
かげろうじま・かげのおじま

[現在地名]香焼町 蔭の尾・馬手ヶ浦など

香焼島北東にあった島。長刀なぎなた鼻・ちゆう門落もんおツ鼻・山伏やまぶし鼻・ツワラノ鼻などがある。中世は彼杵そのき戸町とまち浦のうちで、文保二年(一三一八)五月二九日の戸町西俊(俊能)・同俊光連署和与状(深堀文書など)に「影呂宇島」とみえ、深堀時仲と戸町俊基との相論(両者の死去により子・孫に引継がれる)が和与となり、当地は俊基子孫の西俊(俊能)・同孫俊光側の知行とされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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