影灯籠(読み)カゲドウロウ

精選版 日本国語大辞典 「影灯籠」の意味・読み・例文・類語

かげ‐どうろう【影灯籠】

  1. 〘 名詞 〙 影絵のしかけをした灯籠。回り灯籠。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「めぐりあひて見しやそれそれ影灯炉〈二道〉」(出典:俳諧・懐子(1660)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の影灯籠の言及

【回り灯籠】より

…〈影灯籠〉〈舞灯籠〉ともいい,漢語では〈走馬灯〉という。灯籠に影絵を応用したもので,人や馬その他のものを多くはシルエット風に紙で切り抜いたものを,灯籠の中に設けた軸にとりつけて回転させると,灯籠の外側の紙にそれらの像の影が駆けめぐるように映ずるしくみになっている。…

※「影灯籠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android