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回り灯籠 まわりどうろう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

回り灯籠
まわりどうろう

走馬灯,影灯籠ともいう。灯籠の一種。内枠は丸形でいろいろな切り紙絵を張り,外枠角形ないし丸形の二重灯籠とし,中央の軸で内側が回転する。さらに内枠の上部に風車を取付け,中のろうそくに点火すると,その熱気の上昇気流によって内枠が回転し,切り絵の影が回りながら外枠に映って見える。江戸時代から夏の風物詩の一つとして親しまれてきたが,現在では資材や回転方法も多様化した各種の回り灯籠がある。

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デジタル大辞泉の解説

まわり‐どうろう〔まはり‐〕【回り灯籠】

外枠に薄紙や布を張り、内側にいろいろな形を切り抜いた円筒を立て、中心にろうそくを立てた灯籠。ろうそくに火をともすと、その火気で円筒が回り、外枠に影絵が映って回転して見える。走馬灯(そうまとう)。 夏》

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百科事典マイペディアの解説

回り灯籠【まわりどうろう】

走馬灯,影灯籠,舞灯籠とも。紙で人や馬その他を多くはシルエット風に切り抜き,灯籠の中に設けた軸にとり付けて回転させると,外側の灯籠に絵が走るように映る仕組み。江戸中期から流行し,夏の風物詩として子どもに人気があった。
→関連項目行灯影絵

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世界大百科事典 第2版の解説

まわりどうろう【回り灯籠】

〈影灯籠〉〈舞灯籠〉ともいい,漢語では〈走馬灯〉という。灯籠に影絵を応用したもので,人や馬その他のものを多くはシルエット風に紙で切り抜いたものを,灯籠の中に設けた軸にとりつけて回転させると,灯籠の外側の紙にそれらの像の影が駆けめぐるように映ずるしくみになっている。軸の回転のしかけの一つに風車や炎による気流も使われた。江戸時代初期の俳諧にみえており,その一句に〈よ(夜,世)を厭ふ姿か月のかげ法師/かしこきちゑの回灯籠〉(《鷹筑波集》)というのがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

回り灯籠
まわりどうろう

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世界大百科事典内の回り灯籠の言及

【影絵】より

…人物や鳥獣などに似せた形を灯火に照らして,障子や壁,白い幕などに写す遊び。日本では江戸時代初期から始まり,手影絵,切抜き影絵などの遊びに用いられたほか,回り灯籠にもつかわれている。幻灯初期の写絵もまた影絵と呼ばれた。…

【ガスタービン】より

…アレクサンドリアのヘロンもこのような装置を考案していたといわれている。日本に古くからある回り灯籠も同じ原理である。この種の装置で実用になったのは中世ヨーロッパで使用されたスモークジャックsmoke jackと呼ばれるもので,暖炉の煙突の中に羽根車を置いたものである。…

※「回り灯籠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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