影身に添う(読み)カゲミニソウ

デジタル大辞泉 「影身に添う」の意味・読み・例文・類語

影身かげみ・う

影のようにいつも離れず付き添う。影と添う。「―・って世話をする」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「影身に添う」の意味・読み・例文・類語

かげみ【影身】 に=添(そ)う[=付(つ)く・付(つ)き添(そ)う]

  1. 影のように、身から離れず相伴うことをいう。影と添う。
    1. [初出の実例]「せんじゅくんおんの、かけみにそふて、御たちあれば、そっとも、けむうはなかりけり」(出典説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)九)
    2. 「王女(わんにょ)も既に撃れなんとせし時に、わら影身(カゲミ)に憑(つき)て、討手悪少年を鏖(みなごろし)にし」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)

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