役儀取上(読み)やくぎとりあげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「役儀取上」の意味・わかりやすい解説

役儀取上
やくぎとりあげ

江戸時代の刑名。所職を免じる名誉刑一種。役儀召放,役儀取放とも称し,村役人以上の公職を帯びる者に科せられた。『公事方御定書』によれば,「田畑永代売禁止令に違反した売買文書に加判した名主,不受不施派の信者を村においた名主,組頭などは,いずれもこの刑に処されること」になっている。また,幕臣にして,この刑を科された者も多く,この場合には寄合,あるいは小普請入りを命じられるのが通例であった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む