彼処ら(読み)アソコラ

デジタル大辞泉 「彼処ら」の意味・読み・例文・類語

あそこ‐ら【処ら】

[代]遠称指示代名詞。「あそこ」よりもやや広い範囲の場所を漠然とさす。あすこら。あそこいら。「彼処らは最近開けてきた所だ」
[類語]彼処あそこあすこあそこいらあちらあっち彼方かなた

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「彼処ら」の意味・読み・例文・類語

あすこ‐ら【彼処ら】

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「ら」は接尾語 ) 他称。話し手、聞き手両者から離れた大体の場所を指し示す(遠称)。あそこあたり。あそこら。あすこいら。
    1. [初出の実例]「アレアレ彼処(あすこ)らへも降たかして彼(あの)男が拾ってゐるから、何様(どん)なものだか往(いっ)て見よう」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)二)

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