往にしな(読み)いにしな

精選版 日本国語大辞典 「往にしな」の意味・読み・例文・類語

いに‐しな【往しな】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しな」はその時、の意の接尾語 )
  2. 行くとき。帰るとき。いきしな。⇔来(き)しな
    1. [初出の実例]「来しなの腹立ちより去しなに立つが迷惑」(出典:浄瑠璃・摂津国長柄人柱(1727)四)
  3. 死にぎわや、散りぎわなど、ものごとの最後時期
    1. [初出の実例]「去(イ)にしなの愛想成りけり遅桜〈閑々〉」(出典:俳諧・俳諧古選(1763)附録)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む