往来の軸(読み)おうらいのじく

精選版 日本国語大辞典 「往来の軸」の意味・読み・例文・類語

おうらい【往来】 の 軸(じく)

  1. 巻物軸頭をけずって、書名などを書き入れたもの。また、書籍や巻物にはさんで用いる、書名を書いた小さな木片。積み重ねた書物検出を便利にしたもの。
    1. [初出の実例]「軸頭を牙籤(がせん)の如く製して、其書名及び年号等を記す軸を名(なづけ)て籤と云。南都にて往来の軸と云、何の義たるを知らず」(出典随筆・好古小録(1795)雑考)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 牙籤 実例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む