デジタル大辞泉 「往生尽くめ」の意味・読み・例文・類語 おうじょう‐ずくめ〔ワウジヤウづくめ〕【往生▽尽くめ】 不本意なことを強制的に承諾させること。「遺言だと云うのを楯に取って―にして貰った」〈柳浪・骨ぬすみ〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「往生尽くめ」の意味・読み・例文・類語 おうじょう‐ずくめアフジャウづくめ【圧状尽・往ワウ生尽】 〘 名詞 〙 ( 「おうじょう」は、「圧状(おうじょう)」。多く「おうじょうずくめに」の形で用いられる ) なにもかも無理に承諾させること。不本意なことを、強制してことごとく承服させること。[初出の実例]「菟角俗をはなれさせよと、わうじゃうずくめに坊主になせども、なを此道をやめず」(出典:浮世草子・西鶴置土産(1693)一)「傭教師の期限を伸ばして其上に月給引上を往生づくめに承知させる」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉電影) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例