征夷使(読み)セイイシ

デジタル大辞泉 「征夷使」の意味・読み・例文・類語

せいい‐し【征×夷使】

古代東国蝦夷えぞを征討するために設けられた職。

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精選版 日本国語大辞典 「征夷使」の意味・読み・例文・類語

せいい‐し【征夷使】

  1. 〘 名詞 〙 奈良時代蝦夷を征討するために設けられた臨時の官。
    1. [初出の実例]「改征東使征夷使」(出典日本紀略‐延暦一二年(793)二月一七日)

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世界大百科事典(旧版)内の征夷使の言及

【征夷大将軍】より

…元来は陸奥における蝦夷征討のため,朝廷から任命された総指揮官。蝦夷征討のための臨時の職に征夷使があり,大将軍の下に副将軍,軍監,軍曹を置いた。征夷使を征東使と呼んだ時期もあり,大将軍,副将軍は大使,副使とも呼ばれたから,征夷大使,征東大使は実質的には征夷大将軍と同じであり,奈良時代に藤原宇合(うまかい),藤原麻呂,藤原継縄,藤原小黒麻呂,大伴家持,紀古佐美らがこれに任命された。…

※「征夷使」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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