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律旋 リツセン

大辞林 第三版の解説

りつせん【律旋】

雅楽の理論上の二種の音階の一。相対的音程関係はレ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの形で、律の七声と一致する。六調子のうち、平調ひようじよう・黄鐘おうしき調・盤渉ばんしき調がこれに当たる。律。 ↔ 呂旋りよせん

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世界大百科事典内の律旋の言及

【旋法】より

…多くの旋律に共通する基本音階が考えられるとき,主音の位置や音域などにより,その音階をさらに細かく分類する概念。
[日本]
 旋法という語は日本の伝統音楽にはなく,明治になって作られたが,雅楽の律と呂ないし半律半呂の関係を律旋(法),呂旋(法)として区別した。これは三分損益の法によって得られた五声(5音音階)を基本音階とし,その第1度(宮)に主音をおく場合を呂旋,第5度(徴)におく場合を律旋としている。…

【律呂】より

…調名の分類に律,呂を用いた例では,狛近真(こまのちかざね)の《教訓抄》(1233)で,壱越(いちこつ)調,乞食(こつじき)調,双(そう)調,水(すい)調,大食(たいしき)調,沙陀(さだ)調を呂,壱越性調,平(ひよう)調,性(せい)調,道(どう)調,黄鐘(おうしき)調,盤渉(ばんしき)調を律と区分しており,大神基政(おおがのもとまさ)の《竜鳴抄》(1133)では,いわゆる六調子を律呂に分類している。その後,律呂は旋法あるいは音階上の用語としても用いられるようになり,明治にいたっては洋楽の旋法の概念を導入して命名された〈律旋〉〈呂旋〉の2分類も行われた。声明(しようみよう)の音階論において,呂曲,中曲,律曲の区別がたてられたが,その規定するところは宗派により異同があって一定していない。…

※「律旋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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