後家狂(読み)ごけぐるい

精選版 日本国語大辞典 「後家狂」の意味・読み・例文・類語

ごけ‐ぐるい‥ぐるひ【後家狂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 後家の色香に迷うこと。未亡人に夢中になって分別を失うこと。また、江戸時代濡後家(ぬれごけ)と呼ばれた下等な遊女と遊ぶこと。
    1. [初出の実例]「其男身すぎをわきまへ、博奕後家(コケ)くるひもせず」(出典浮世草子好色五人女(1686)二)
  3. 後家が男狂いをすること。
    1. [初出の実例]「夫返してたもるならばなんぼ嬉しからふよ。〈略〉後家狂(ゴケグル)ひせよ」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 ふよ 名詞 実例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む