色香(読み)イロカ

デジタル大辞泉 「色香」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「色香」の意味・読み・例文・類語

いろ‐か【色香】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 色と香。
    1. [初出の実例]「よそにのみあはれとぞみし梅花あかぬ色かは折りてなりけり〈素性〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・三七)
  3. 女性の美しくあでやかな容色。また、色っぽい趣。
    1. [初出の実例]「はじめは妓王を召し置かれて、遊舞(ゆふぶ)寵愛はなはだしくて、色香をかざる玉衣(たまぎぬ)の」(出典:光悦本謡曲・仏原(1452頃))
  4. 精神の気高い香気。
    1. [初出の実例]「師の心をわりなく探れば、其色香わが心の匂ひとなりてうつる也」(出典:俳諧・三冊子(1702)赤双紙)
  5. ものごとの様子や気配。また、態度や顔色
    1. [初出の実例]「気に染まぬ、心の内の(もじ)蚊屋、いろかを外にもらさじと」(出典:浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)中)

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