精選版 日本国語大辞典 「後挿」の意味・読み・例文・類語 うしろ‐ざし【後挿】 後挿し〈色競艷婦姿〉〘 名詞 〙 かんざしを女性の日本髪の髻(もとどり)の後ろ、耳の後ろあたりに挿すこと。また、そのかんざし。⇔前挿し。[初出の実例]「おしいうしろざしをおんなすった」(出典:洒落本・玉之帳(1789‐1801頃)三)「今うしろざしとて簪(かんざし)を耳の後にさす事五十年前寛政間よりの風なり」(出典:随筆・歴世女装考(1847)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例