後期重爆撃期(読み)コウキジュウバクゲキキ

デジタル大辞泉 「後期重爆撃期」の意味・読み・例文・類語

こうき‐じゅうばくげきき〔‐ヂユウバクゲキキ〕【後期重爆撃期】

太陽系惑星形成後の約41億年前から38億年前頃に、火星地球金星水星などの地球型惑星に小天体の落下が集中したと考えられる時期。このような期間があったと仮定すると、月面クレーター形成年代がある時期に集中していることや、地球上においてもこの時期以前の地殻がほぼ存在しないことが説明できるとされる。地質時代としては冥王代にあたり、小天体に含まれる氷により、海ができたと考えられる。

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最新 地学事典 「後期重爆撃期」の解説

こうきじゅうばくげきき
後期重爆撃期

late heavy bombardment period

彗星や小惑星物質が地球型惑星や月に集中的に衝突したとされる38~40億年前の時期。アポロ計画によって採取された月岩石の同位体年代測定値が,38~40億年前に集中することから提唱された。後期とは,約45億年前に天体衝突を通して進んだ地球型惑星や月の主要な集積・形成時期よりも後であることを指す。この原因として巨大惑星の軌道変化説が提唱され,この出来事と生命進化とを関係させる説が提唱されている。後期重爆撃期が,約45億年前から徐々に減少した天体衝突の最終期か,もしくは間欠的な天体衝突頻度の上昇期かについては議論が続いている。アポロ計画で持ち帰られた岩石試料は,38〜40億年前に起きた巨大隕石衝突によって掘り出されたものが多かったため,放射年代に偏りが生じただけであると考える研究者も多い。

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