太陽系内の内側にある惑星で、内側から水星、金星、地球、火星の四つ。岩石質の天体で、岩石系惑星に分類される。太陽系内の外側にあるガス質の木星型惑星に比べると、質量が小さく密度が大きい。太陽系の惑星形成過程で、太陽に近いことにより揮発性の成分が失われたものと考えられる。内部構造は金属中心核とそれをとりまく岩石質のマントルと地殻からなる。金属核の主成分は鉄とニッケルで、惑星形成期の溶融により、岩石質から分離したものと思われる。
地球型惑星は木星型惑星に比べて質量も大きさも小さいので太陽系外の惑星探査ではなかなかみつからなかったが、観測技術の進歩により、地球の質量の数倍の岩石惑星(スーパーアースとよぶ)がみつかりだしている。
[編集部 2022年10月20日]
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terrestrial planets
主に珪酸塩と金属鉄からできている惑星。岩石惑星とも呼ぶ。太陽系では,全8惑星のうち,小惑星帯よりも内側を公転する水星,金星,地球,火星の4惑星がこの分類に該当し,いずれも金属鉄を主成分とする核を珪酸塩を主成分とするマントルと地殻が取り囲んだ内部構造をもつ。大気や海があっても,その惑星質量に占める割合はごく小さい。太陽以外の恒星の周りにも,観測で求められた直径と密度から,地球型惑星と考えられる惑星が多数発見されている。
執筆者:倉本 圭
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
→惑星
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…地球より内側にある水星と金星とを内惑星と呼び,地球の外側の火星,木星,……,冥王星を外惑星と呼ぶ。また水星から火星までを地球型惑星,木星から海王星までを木星型惑星と呼ぶ。冥王星はどちらにも属さない。…
…こうして比較惑星学を緯糸,太陽系成因論を経糸とした惑星研究が再出発する。
【地球型惑星と木星型惑星】
惑星は火星(もしくは小惑星)より太陽に近い地球型惑星と木星以遠の木星型惑星に二大別される。ひと口にいって前者は岩と金属鉄の塊であり,後者はそれにより大量の氷(水,アンモニアなど)ともっと大量の水素を主体としたガスをつけ加えた天体である(これに対し,地球より内側の水星と金星を内惑星,地球より外側の火星以遠の惑星群を外惑星と位置に着目して呼ぶこともある)。…
※「地球型惑星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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