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水星 すいせい Mercury

翻訳|Mercury

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水星
すいせい
Mercury

太陽系の最も内側にある惑星。質量 3.302×1026g,赤道半径 2440km。太陽からの距離は近日点で 4600万km,遠日点で 6982万km,離心率は 0.206でどの惑星よりも大きい。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

水星

太陽に最も近い(0.39天文単位=5.8×10の7乗km)惑星。大気はほとんどなく、表面は太陽の高熱にさらされ、昼は430℃に達し、夜は-170℃まで下がる。公転周期は88日、自転周期は59日で、公転と自転の関係から、昼の時間がほぼ公転周期となる。マリナー(米)などの探査機によると、表面はたくさんのクレーターに覆われている。質量は地球の0.056倍、半径は地球の0.38倍で、いちばん小さな惑星。

(土佐誠 東北大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

すい‐せい【水星】

太陽系で、太陽に最も近い惑星。日没直後または日の出直前の短時間見える。かなり細長い楕円軌道をとり、公転周期0.2409年。赤道半径2440キロ、質量は地球の0.055倍、自転周期58.65日。最大の明るさはマイナス2.4等。表面には無数のクレーターのほか、断崖(だんがい)地形がある。辰星(しんせい)。マーキュリー

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百科事典マイペディアの解説

水星【すいせい】

太陽に最も近い惑星。太陽との平均距離5791万km(0.387天文単位),離心率0.2のかなり細長い楕円軌道を描く。公転周期88日。地球から見て太陽の東西28°以内を往復するため,日の出・日の入りの直前直後しか見ることができない。
→関連項目ヘルメスマリナー計画

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世界大百科事典 第2版の解説

すいせい【水星 Mercury】

軌道半長径=0.38710天文単位離心率=0.2056 軌道傾斜=7゜.005太陽からの距離 最小=0.460×108km,平均=0.579×108km,最大=0.698×108km公転周期=87.969日 平均軌道速度=47.36km/s会合周期=115.9日 赤道半径=2440km体積=0.0561(地球=1) 質量=0.05527(地球=1)平均密度=5.43g/cm3自転周期=58.65日 赤道傾斜角=~0゜アルベド=0.06 極大光度=-2.4等赤道重力=0.38(地球=1) 脱出速度=4.25km/s水星は太陽系惑星のうち,もっとも内側を回る天体で,その公転速度は地球の2倍にも達し,約88日で太陽を一周する。

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大辞林 第三版の解説

すいせい【水星】

太陽系のうち、最も太陽に近い惑星。公転周期88日。自転周期59日。半径2440キロメートル。質量は地球の0.055倍。明るさは最大でマイナス2.4等。日没直後の西空または日の出直前東空の低い位置に短時間だけ見られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水星
すいせい
Mercury

太陽にもっとも近いところを公転している惑星。公転軌道の長半径は0.3871天文単位(5790万キロメートル)、軌道の離心率は0.2056でかなりはっきりした楕円(だえん)であり、太陽からの距離は、およそ4600万キロメートルから6980万キロメートルの間を変化する。また軌道面の傾斜角も約7度と、8惑星の中でいちばん大きい。
 公転周期は88日で、地球との会合周期も115.9日にすぎない。水星は太陽に近いので、もっとも好条件の最大離角のときにも太陽からの見かけの角度28度しか離れない。そのため日没後の西の空か日の出前の東の空にわずかな時間見られるだけで、もっとも明るくなるときにはマイナス2.4等に達するにもかかわらず、ほとんど目につかない。望遠鏡による観測でも、満ち欠けする形状と、淡い模様が認められるにすぎない。
 水星の赤道半径は2440キロメートルで、惑星中ではもっとも小さく、質量も地球の0.055倍、表面重力は地球の0.38倍である。平均密度は5.43で、惑星の中で地球(5.52)に次いで大きく、深部には鉄など密度の高い物質が集まっていると考えられ、いわゆる地球型惑星に属する。
 水星の自転周期は、表面の模様の観測から、その公転周期と等しく、半面は永久の昼、他の半面は永久の夜と考えられたこともあるが、レーダーによる観測の結果、公転周期の3分の2にあたる58.65日と判明した。水星の世界ではこの自転と公転の周期が組み合わさって、一昼夜の長さは176日となる。つまり1日が2公転周期(2年)に相当するという、奇妙な世界である。
 水星の表面地形については、望遠鏡での観測ではいくらか薄黒い模様が観測されただけであった。1973年に打ち上げられ74年に初めて水星に接近したアメリカの惑星探査機マリナー10号によって詳細な写真撮影などが行われ、その姿が明らかになった。マリナー10号は水星の公転周期の2倍にあたる176日で太陽の周りを回る軌道に乗せられたので、水星に何回も接近する機会に恵まれたが、前記のようにこの周期が水星の一昼夜と等しかったため、写真撮影ができたのは水星面のほぼ半分だけであった。撮影された写真には、月面によく似た多数のクレーターなど複雑な地形がみられ、そのなかにはカロリス盆地と名づけられた直径1000キロメートルに及ぶ巨大な同心円状の地形も認められた。これら多くのクレーターには著名な芸術家などの名がつけられたが、そのなかには「ムラサキシキブ(紫式部)」「セイショウナゴン(清少納言)」など13名の日本人の名がある。
 水星は太陽に近く、その表面が受ける太陽熱は、平均でも地球での6.67倍、距離の変化によって4.6倍から10.6倍になる。そのうえ昼が88日間と長いので、昼間の表面温度はきわめて高くなり、400℃にも達する。加えて水星表面の重力が小さいため、大気はことごとく失われたものと考えられ、観測によってもほとんど検出されていない。大気が存在しないので、長い夜間の温度は零下百数十℃という低温になる。こうした厳しい環境にあるため、水星の世界では生命の存在はまったく考えられない。
 なお、水星の運動のうち、その近日点がわずかずつ移動するという事実がある。これは水星よりさらに内側に未知の惑星が存在するためであるとして、19世紀にはその捜索に熱中した学者もいたが、アインシュタインの一般相対性理論によって、太陽の重力場で水星軌道の空間に生じるわずかなゆがみでこの現象が説明できることがわかった。[海部宣男・村山定男]

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世界大百科事典内の水星の言及

【水銀】より

…なお,硫黄を太陽で,水銀をで表す一対の図像は,錬金術の汎性論的性格を示すものである。占星術では水銀は水星と等置される。錬金術のシンボル解釈では,水星が惑星中太陽に最も近く,したがって黄金と最も関係が深いから,この両領域における水銀=水星の結びつきは共通しているわけである。…

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