後楽(読み)コウラク

デジタル大辞泉 「後楽」の意味・読み・例文・類語

こう‐らく【後楽】

范仲淹はんちゅうえん「岳陽楼記」の「天下の楽しみにおくれて楽しむ」から》世間の人々の楽しみを先にし、自分はあとで楽しむこと。「先憂後楽

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精選版 日本国語大辞典 「後楽」の意味・読み・例文・類語

こう‐らく【後楽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「范仲淹‐岳陽楼記」の「先天下之憂而憂、後天下之楽而楽」による語 ) 上に立つ者として、世間一般の人たちが楽しんだ後に楽しむこと。

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普及版 字通 「後楽」の読み・字形・画数・意味

【後楽】こうらく

後に楽しむ。人より後に楽しむ。宋・仲淹〔岳陽楼記〕其れ必ず天下の憂へに先だちて憂へ、天下の樂しみに後れて樂しむと曰はん。

字通「後」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の後楽の言及

【煎茶道】より

…名は弘宜。後楽とも号した。可進が煎茶界に画期をもたらしたのは,医家としての科学的・合理的な眼で,茶そのものをもう一度見直し,茶に即した煎法と手前を新しく創案し,造意(このみ)の茶具を定めたことにある。…

※「後楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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