後生掛(読み)ごしょがけ

改訂新版 世界大百科事典 「後生掛」の意味・わかりやすい解説

後生掛[温泉] (ごしょがけ)

秋田県北東部,鹿角(かづの)市八幡平(はちまんたい)にある温泉。十和田八幡平国立公園の一中心で,花輪線松尾八幡平駅から〈アスピーテライン〉(1992年無料開放)が通じる。泉質は酸性硫化水素泉,泉温は85~90℃。オナメ,モトメの噴気孔,大湯沼,泥火山など火山活動の活発な〈地獄〉めぐりの自然研究路があり,原始的な熱気ぶろも人気がある。付近の藤七(とうしち)温泉や,オンドル式の蒸しぶろの蒸ノ湯ふけのゆ)とともに八幡平温泉郷と呼ばれ,国民温泉に指定されている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の後生掛の言及

【泥火山】より

…また油田や天然ガス田などでガスが噴出しているところに泥火山が見つかり,石油や天然ガスの発見の兆候となる。秋田県後生掛温泉の泥火山は有名。【大木 靖衛】。…

※「後生掛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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