後立ち(読み)あとだち

精選版 日本国語大辞典 「後立ち」の意味・読み・例文・類語

あと‐だち【後立・跡立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 行列の最後部に立つこと。また、その人。⇔先立
    1. [初出の実例]「おまへさんがたは、どなたも能くお並びなすった。私は跡立(アトダチ)だよ」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)
  3. 他の人のあとから旅に出ること。また、その人。
    1. [初出の実例]「跡立は雨に逢ひけりかへる鴈」(出典:俳諧・文化句帖‐元年(1804)一月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android