徐鴻儒(読み)じょこうじゅ(その他表記)Xú Hóng rú

改訂新版 世界大百科事典 「徐鴻儒」の意味・わかりやすい解説

徐鴻儒 (じょこうじゅ)
Xú Hóng rú
生没年:?-1622

中国,明末に起こった白蓮教の乱の首領。山東省鉅野(きよや)の人。16世紀半ばごろから王朝禁圧にもかかわらず白蓮教の活動が活発になっていた。当時,党争や宦官跋扈ばつこ)で政治は乱れ,満州族との戦いで増税があいついだが,こうしたとき1622年(天啓2),徐鴻儒は〈中興福烈帝〉と称し,王好賢らとともに教団を率いて反乱を起こした。鉅野,鄆(うん)城を中心に山東各地を襲撃したが,政府軍に破れ北京で磔にされた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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