天啓（読み）テンケイ

デジタル大辞泉

てん‐けい【天啓】

天の啓示。天の導き。神の教え。「天啓にうたれる」

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

てん‐けい【天啓】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 天のみちびき。天の教え。天の啓示。〔哲学字彙（1881）〕
   1. [初出の実例]「けれど恋には天啓がある」(出典：野の花（1901）〈田山花袋〉五)
   2. [その他の文献]〔謝朓‐始出尚書省詩〕
3. ② キリスト教で、神の示しをいう。
   1. [初出の実例]「信仰の意義、聖書の天啓、などを頻りに説いた」(出典：思出の記（1900‐01）〈徳富蘆花〉四)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【天啓】てんけい

天が導き開く。〔国語、語〕天の(ひら)くは、十世替(かは)らず。夫(そ)れ其の子孫、必ず光(おほ)いに土をかん。(せま)るべからざるなり。

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出典　平凡社「普及版 字通」