徒の悋気(読み)あだのりんき

精選版 日本国語大辞典 「徒の悋気」の意味・読み・例文・類語

あだ【徒】 の 悋気(りんき)

  1. 自分関係のない、他人恋愛を見ておこす、むだなやきもち。おかやき。法界悋気(ほうかいりんき)
    1. [初出の実例]「人のねがひも我ごとく、たれをか恋のいのりぞと。あだのりんきや法界寺(ほうかいじ)」(出典浄瑠璃曾根崎心中(1703))

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