徒士町(読み)かちしちよう

日本歴史地名大系 「徒士町」の解説

徒士町
かちしちよう

[現在地名]八戸市徒士町

八戸城の南西に位置する武家町。東は本徒士もとかちし町、西は稲荷いなり町、南は廿三日にじゆうさんにち町、北は売市うるいち村に接する。中央を北西より南東の方向に街路が通り、東と西にも街路が延びる。文久年間(一八六一―六四)八戸御城下略図ふくろ丁とあり、諸士名がみえる。中級武士の屋敷地で、藩士が増大した時に旧来の本徒士町より分れて新設された町とみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 稲荷

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android