県の東南部に位置し、東は太平洋に面し、西は
市街地は両河川の河口近くの沖積地とそれに続く台地に立地する。北東に八戸湾が開け、両河谷に沿う交通ルートの終着点であることとあいまって海陸交通の接点となっている。現在市街地の中央を東南から北西に国道四五号(旧浜街道)が縦貫し、市街地の西端から西南へ国道一〇四号(旧三戸街道)、南へ国道三四〇号(旧登り街道)、北へ主要地方道八戸―五戸線(旧五戸街道)および八戸―むつ線、市街地の南端からは八戸―大野線(旧久慈街道)、東端からは八戸港線が走る。
八戸市名は昭和四年(一九二九)の市制施行時に始まるが、八戸の地名は正安三年(一三〇一)のきぬ女家族書上案(新渡戸・岩大文書)に「八戸これかは」「八戸いわふち」などとみえる。
縄文時代を主体とする遺跡が沖積平野を取巻く台地周縁部に広く分布する。東部の海岸に面する台地縁に縄文時代早期の
旧石器時代の遺跡は確認されていないが、旧石器に属する遺物が発見されており、この時代から人々の生活が始まっていたと考えられる。縄文時代になると中居遺跡のように優れた注口土器や香炉形土器、櫛や籃胎漆器、黒漆や朱漆を塗装した弓、朱漆で覆われた飾大刀などを出土した例もあり、晩期にはかなり成熟した文化が発達し、豊かで水準の高い生活が営まれていたと考えられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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