従属労働(読み)じゅうぞくろうどう(その他表記)abhängige Arbeit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「従属労働」の意味・わかりやすい解説

従属労働
じゅうぞくろうどう
abhängige Arbeit

労働者が使用者の指揮命令に従って労働を行うこと。すなわち,本来自由であるべき労働者も,資本主義的生産様式のもとでは,使用者に雇われて賃金を得るほか方法がなく,事実上使用者に従属せざるをえないという労働の従属性をとらえた概念。第1次世界大戦後のドイツにおいて,労働法を新しい一個の法体系として独立させるための概念として多くの学者によって取上げられた。これによって人間労働のうちの従属労働に関する法が労働法であるとされるにいたったが,従属の意味については,経済的従属説,人的従属説,法的・組織的従属説などさまざまの説がある。人的従属説については,法概念としては否定されている。

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